オーディブル化されていない本を読み上げる方法
オーディブルを活用して耳で読書を楽しむようになってから、「この本、なんでオーディブル化されていないんだろう?」とがっかりしたことはありませんか?
オーディブル化された書籍は増えてきていますが、それでもまだ多くの本はオーディブル化されていないのが現状です。しかし、そんな本でも、Kindle HDやAlexaアプリを活用すれば、読み上げてくれるんですよ。
僕はKindle HD8 Plusを使って、朝の身支度中や移動中に耳で読書を楽しんでいます。だいたい毎日、30分から1時間はKindleの読み上げを聞いています。
この方法を5年以上も使い続けている僕が感じるのは、ハードウェアやソフトウェアの進化により、使いやすさや便利さが増していることです。今後、ますます便利になるだろうと感じています。
一度でもオーディブル化されていない本にがっかりしたことがある人には、この記事を読んでみてください。
1 オーディブル化されていない本を読み上げる方法
読み上げる方法は以下の2つになります。
①kindleデバイスでkindleを読み上げる
②スマホ、AlexaなどのデバイスでAlexaアプリを使って読み上げる。
この記事では「①kindleデバイスでkindleを読み上げる」について、実践している僕の体験も踏まえて解説していきます。
2 kindle読み上げ機能の概要
読み上げ可能な作品の見分け方
読み上げ可能な書籍は販売ページに以下のようにText-to-Speech(テキスト読み上げ機能)が有効になっています。
音声の質
音声の質は機械の合成音です。オーディブルのように人が読み上げてくれるわけではありません。AIなまりというものが発生しますが慣れれば、違和感なく聞き取れるようになります。
利用可能な言語
日本語で読み上げることが可能です。
読み上げ速度
読み上げ速度は0.5倍、1倍2倍,3倍,4倍となっています。僕は3倍速で読み上げています。
三倍速でもするんですよ慣れれば問題なく聞き取れます。
画像
3kindle読み上げ機能を使うための環境
対応しているデバイス
FireOS 5以降のFireタブレットシリーズになります。
Fire7,Fire HD8,HD8Plus,FireHD10,FireHD10Plusの機種で読み上げが可能です。
対応している書籍
Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能)が有効になっている書籍です。
大部分の書籍には読み上げ可能です。kindleの商品ページにあるText-to-Speech(テキスト読み上げ機能)が有効になっているものは読み上げ可能です。
Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能)は以下のように詳細から確認することができます。
読み上げが可能なものは:以下のように有効になっています。
読み上げができないものは無理なものは以下のようにText-to-Speech(テキスト読み上げ機能)が有効になっていません。
簡単な見分け方として、書籍の文字が画像になっているものやフォントサイズを変えられないものは読み上げが難しいと思ってください。
4僕のkindle読み上げ環境
使用している端末
2022年モデルkindleHD8 PLUSを利用しています、
2022年モデルのFire7を使っていましたが、kindleHD8 PLUSに変えることで、もたつきが減り更に快適になりました。
もたつきなどが気になる方は最新のFire HD8Plusに買えると幸せになれると思います。
選択可能な読み上げ速度は0.5倍、1倍2倍,3倍,4倍となっています。
僕は3倍速で読み上げています。
4倍速にすると当然ながら、かなり高速で読み上げます。
聞き取るには聞き取れますが、聞き取りに集中しなければいけなくなります。ながら作業という耳でする読書の良い部分が活かせなくなるので僕は3倍速にしています。
読み上げ機能のメリット
読み上げ機能は、家事、移動中などながら作業ができるため、時間の有効活用ができます。さらに、目が疲れずに本を楽しむことができます。また、眠気を感じることなく読書ができるというメリットもあります。
①オーディブル化されていない書籍でも読み上げることができる。
これは最大のメリットと言えるでしょう。Kindle化されている書籍が対象になるため、実質的にはほぼ全ての書籍を読み上げることが可能です。
②読み上げを聞きながらハイライトの線を引けるので、後々の学習・復習がしやすい。
これは、オーディブルではなかなか実現できない点です。確かにオーディブルにもブックマーク機能はあるのですが、Kindleと比較すると復習や再読に時間がかかります。Kindleの読み上げを聞きながら、気になった部分をハイライトすることは容易にできるので、僕は復習にはオーディブルよりKindleが向いていると感じています。
③文字を追って、目が疲れるなどがない。
本を読むと目が疲れますよね。最近ではスマートフォンなどを頻繁に使用するため、目を使う時間が格段に増えています。しかしKindleの読み上げ機能を利用すれば、目を酷使せずに学習が可能なので、目が疲れているときでも楽しく読書できます。
④家事移動時間の有効活用
Kindleの読み上げ機能を使えば、家事や身支度、移動中などでも同時に本を聞くことができます。例えば、通勤中に仕事関連の本を聞いておけば、会社に着くとすぐに仕事を始めることができます。これは、通勤中に耳から仕事に関する情報を得ることで、脳が早めに仕事モードに切り替わるからです。その結果、会社に着く前から僕の脳は仕事を始めていて、特別な気合を入れることなくスムーズに仕事を開始できるようになります。
読み上げ機能のデメリットや注意点
読み上げデメリット①音声の質や速度に関する制限
読み上げ機能を利用する際のデメリットとして、音声の質や速度に関する制限が挙げられます。速度は最大4倍速、最小0.5倍速まで調整できます。最初は当倍速から始め2倍3倍とスピードを上げていくと良いと思います。
また、合成機械特有の読み上げのAIなまりがあるため、慣れるまでに違和感を感じることがかかることがあります。
読み上げデメリット②数値や図説が多い書籍の制約
また、読み上げ機能を使用すると、テキストのレイアウトやデザインが変わることがあります。そのため、ビジュアル要素が重要な書籍には適さない場合があります。さらに、数値が重要な情報を持つ書籍では、Kindleの読み上げ機能は推奨できません。
例えば、「1000」を「イチ、ゼロ、ゼロ、ゼロ」と読み上げるため、内容を把握するのが難しくなることがあります。
読み上げデメリット③イヤホン側での操作ができない
イヤホンでの操作が不可能なので、一時停止などすることができません。どこかのタイミングでアップデートしてくれると良いなぁとAmazonに期待しています。
kindle読み上げまとめ
Kindleの読み上げ機能は、オーディオブック化されていない書籍を読み上げるというメリットがあります。
また、ながら作業や目が疲れることなく読書を楽しむことができるという利点があります。イヤホンで操作できないなどのの制約は存在しますが、自分のニーズに合わせた使い方を見つけることが重要です。
最後に、読み上げ機能の音声質や速度については、慣れるまでに時間がかかることがありますが、慣れれば快適に利用できることでしょう。この記事が、オーディブル化されていない本を読み上げる方法を探している方々にとって役立つ情報となることを願っています。